2013年9月26日木曜日

糖尿病の分類④(遺伝子異常)


今回は、1型2型以外の糖尿病

中でも遺伝子異常による糖尿病についてお話していきたいと思います。



 1型、2型の糖尿病は、その原因が完全に明らかである訳ではありません。


 一方、この項目に分類される疾患は、

特定の遺伝子の機能異常によって糖尿病が発症している、

という原因がわかっている糖尿病です。


頻度は極めて稀で、いずれも比較的若年(一般的に25歳以下)に発症し、

1型ほど重症ではなく、強い家族内発症がみられるという特徴がありますが、

臨床所見は大きく異なっているようです。


  ・  若年発症成人型糖尿病

  ・  ミトコンドリア遺伝子異常 

  ・  インスリン受容体異常症 

  ・  インスリン自体の遺伝子異常 


いずれも診断にはゲノムDNAやミトコンドリアDNAを検体とした

特殊な検査が必要になります。


今回も専門用語が多く申し訳ありません。 


「すごく稀だけど、1型、2型の糖尿病以外に

遺伝子異常が原因糖尿病になる場合もあるんだ。」 と、

いった具合に思っていただければ十分かと思います。 



次回は、続発性糖尿病ステロイド糖尿病について解説していきたいと思います。



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