2013年9月20日金曜日

糖尿病の原因




今回は、糖尿病”の原因についてお話していきたいと思います。


糖尿病は、ホルモンの一種であるインスリンの作用が不足することによって、

慢性的に血糖値が上昇する(血糖値が高い状態が持続する)病気です。


※ インスリン : 血糖値を抑える作用があります。


インスリンは、膵臓のランゲルハンス島β細胞という箇所で作られます。

常に少量が血液中に分泌される「基礎分泌」と、

食事摂取による血糖値上昇に伴い分泌量が増える「追加分泌」があり、

肝臓や筋肉、脂肪組織などに働いて血糖値を低下させます。


インスリンの作用が不足する主な原因は、


1) 膵臓からのインスリン分泌の低下


2) 膵臓からのインスリン分泌はあるものの、

      肝臓や筋肉でのインスリンの働きが悪くなるインスリン抵抗性の存在



が挙げられ、(1)および(2)の両方であることもあります。

糖尿病は、初期の頃は自覚症状がほとんどないため、

健康診断などを定期的に受け、

血糖値の上昇を早期に発見することが必要になってきます。

自覚症状として、口渇多飲多尿体重減少などが現れてきたときには、

糖尿病は既に進行しており、

多くの場合、中等度以上の高血糖が長期間続いている

状態になっている可能性が非常に高いです。



次回は、糖尿病の分類について解説していきたいと思います。




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