2013年11月19日火曜日

糖尿病の治療⑫(インスリン療法②)

今回は、強化インスリン療法についてお話していきたいと思います。

強化インスリン療法

強化インスリン療法とは、インスリンの頻回注射になります。

または、持続皮下インスリン注入(CSII)に血糖自己測定(SMBG)を併用し、

医師の指示に従い、患者自身がインスリン注射量を決められた範囲で調節しながら、

良好な血糖コントロールを目指す方法です。

基本的には、食事をしている患者では、

各食前、就寝前の一日四回血糖を測定し、

各食前に速効型インスリン(R)を就寝前に中間型インスリン(N)の

一日四回を皮下注にて始めます。

オーソドックスなやり方としては、各回3~4単位程度、一日12~16単位から始めます。

朝食前のRは昼食前の血糖を下げ、

昼食前のRは夕食前の血糖を下げ、

夕食前のRは就寝前の血糖を下げ、

就寝前のNは朝食前の血糖を下げると考えると分かりやすいかもしれません。

量を調節する場合は、2単位程度までの変更にとどめた方が安全です。


次回は、その他の療法について解説していきたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿