<強化インスリン療法>
強化インスリン療法とは、インスリンの頻回注射になります。または、持続皮下インスリン注入(CSII)に血糖自己測定(SMBG)を併用し、
医師の指示に従い、患者自身がインスリン注射量を決められた範囲で調節しながら、
良好な血糖コントロールを目指す方法です。
基本的には、食事をしている患者では、
各食前、就寝前の一日四回血糖を測定し、
各食前に速効型インスリン(R)を就寝前に中間型インスリン(N)の
一日四回を皮下注にて始めます。
オーソドックスなやり方としては、各回3~4単位程度、一日12~16単位から始めます。
朝食前のRは昼食前の血糖を下げ、
昼食前のRは夕食前の血糖を下げ、
夕食前のRは就寝前の血糖を下げ、
就寝前のNは朝食前の血糖を下げると考えると分かりやすいかもしれません。
量を調節する場合は、2単位程度までの変更にとどめた方が安全です。
次回は、その他の療法について解説していきたいと思います。
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